2012.01.26 Thursday
あれもこれも過去。
伊藤たかみ『お別れの、そのあとで』
進んで進んで、考えながら進んで。
いや、進みながら考えて。
後悔して進んで、後悔しながら考えて。
(本文より)
今の本は、きれいだなあ。
昔の本は、もっとざらざらしていて、
こんな、透き通るような色ではなかった。
この半年、
私はその、透き通らない方の本を
毎日、たっくさん触っている。
古いからか、手のあぶらも多く取られているようで、
私の手も、ざらざら、だ。
お弁当を食べている間に、
眠くなるまでの間に、
この本は役立った。
それだけだった。
でも、小説は現実に入り込む。
時間の内に、
ああ、あれは小説の中の話だったか、
という流れが少しこぼれる。
そりゃあうまみ。