新しい生活が馴染んできて、
いつもの道ができて、
行きつけのお店ができて、
入った途端に躊躇いもなく挨拶ができて、
向こうも同じようで、
いつものね、というふうに私を見て、
ではよろしく、というふうに私も笑って、
じゃあまた明日、と時々言って、
またひたすら歩いて、
今日はこの音楽がいいとか選曲しながら、
ちっとも春は来ないな、と体を縮めて、
向こうに見える信号がちょうど青になる頃を考えながら歩いて、
あーあ学生はもうすぐ春休みか、と思いながら、
あーあ高校生は恐いな、と思いながら、
でも男の子は可愛いな、と思いながら、
あれもやらなきゃ、これも、と考えながら、
もしかすると会社員だったらこんな生活かな、と思う。
私はどこへ行く。
ぶっ倒れたい。